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イギリスの医療制度(GP,NHSへ登録方法)

1年以上イギリスに滞在するなら『英国国民医療制度NHS』に登録することをお薦めいたします。ロンドンには日系の病院も数多くありますが、もしもの時に備えてなるべく早くお近くのGPへ登録される事をお薦めいたします。

NHS (National Health Service)とは?

NHSとは1948年からイギリスで実施されている医療費原則無料の国営医療保険制度です。16歳から年金受給年齢(女60歳・男65歳)まで強制加入、所得に応じて保険料を払う。当初は旅行者まで無料でサービスを受けられたが、現在はイギリスに1年以上滞在予定の人が対象になります。 *NHS制度はDSS(Department of Social Security)社会福祉事務所によって管理されています。

GP(General Practitioner)とは?

NHS制度下では一般開業医(GP)への登録が義務づけられています。病気になるとまず、どのような症状でも、この医師(GP)の診療を受け、専門医の治療が必要と判断された場合には、GPの紹介により他の専門病院で専門的な治療を受ける事になります。どんな症状でも、まずはGPに診てもらうという事になります。GPを通さず専門医の診療を受ける場合はプライベート診療となり全額負担となります。

GPへの登録の方法

1)GPを探して決める
図書館などでGPのリストを手に入れる事ができます。またはNHSのウェブサイトから近隣のGPの開業する診療所を検索することもできます。イギリスでは複数のドクターで1つの診療所を開設している事が多いのですが、あくまで診療所を選ぶのではなく個人の医師をGPとして選びます。

2)希望GPのいる診療所に予約を取る

3)予約日に診療所でGPの問診を受ける
問診では主に既往症や予防接種について聞かれますので、もしも既往症などがある方は、それらの資料を持参したほうがよいでしょう。

4)後日DSSよりNSH Medical Cardが郵送されてきます
NHS Medical Card にはNHS Number(10桁)とGP名などが記されています。このカードは引っ越しなどでGPを変える際に新しく登録するGPに提出しますので、大切に保管してください。 *地域によっては申請しない限りこのカードを発行しないところもありますので、申請が必要かどうかを問診時に確認しておくとよいでしょう。